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SPパイル 樹脂製埋設標示杭

識別性に優れ、丈夫で扱いやすいプラスチック製の地下埋設物標示杭

SPパイル

SPパイル 製品特徴

SPパイルは再生プラスチックを利用した地下埋設物標示杭です。中空の製品ではなく、衝撃に強いポリエチレン樹脂を内部までしっかり詰めて成型することにより、軽量ながら、割れたり欠けたりすることのない丈夫な製品です。プラスチック製品ですので、腐敗や苔など汚れの付着もありません。そのため、埋設物を長期間にわたり美観を損なうことなく明示できます。また、オレンジ色のキャップは積雪地帯などでも判別しやすく、境界杭との識別も簡単に行えます。

SPパイル 材質・サイズ・仕様・表記の種類など

SPパイル 図

本体材質:再生ポリエチレン製
キャップ部:ポリエチレン製
標示部:ABS系樹脂
外径寸法:70×70×450mm

標示部形状:A型(φ40mm・丸型)
      B型(□40mm・角型)

本体重量:約1.1kg
ロットにより重量や質感のバラツキが生じる事があります。

弊社で取り扱いのSPパイル既製品表記内容については下記のリンクでご確認下さい。
弊社見積依頼サイト SPパイル(商品ページ)
SPパイル 樹脂製埋設標示杭
見積依頼の際は、会員登録が必要となりますので、ご登録のうえご利用ください。

SPパイル 標示部について

既製品に関しまして、『ストレート』『チーズ』『L字矢印』などのご指示では、標示内容がお客様のご希望に沿ったものを示しているかの判断は弊社側ではできかねます。既製品として多数の表示内容をご用意しておりますので、その中から必要な物を照合して頂き、品番でご指示ください。
別注品につきましては、どの方向からどの角度で向かう矢印なのかを『L字』等でなく図示にてご指定をお願いしております。また、色の組み合わせは既製品の通り「青地に白」「赤字に白」「黄色地に黒」「茶色地に白」「白地に赤」の5種類となっております。品番の無い別注品の場合には、必ず地色・文字色を指示してください。

SPパイル 色

SPパイルは杭本体と標示部がセットになったものが製品ですので、部品単体でのご提供はご対応しておりません。標示部形状にはA型(丸型)・B型(角型)の2種類があり、いずれも製品の性能や価格は同じです。系統によって丸型・角型を使い分け頂くなど、形状の選択はお客様の自由です。

頭部のキャップ色はオレンジ一色で、色分けは標示プレートによって標示されます。頭部のオレンジ色は埋設物の存在を明示し、標示プレート色は流体種別を示すことをコンセプトとしております。オレンジ色は境界杭用のプラスチック杭などとの見分けがつきやすく積雪地帯でも目立ちます。また、埋設管が存在することをわかりやすく示す役割も担っています。


SPパイル 耐久性について

SPパイルは、中空のプラスチック杭とは違い内部まで再生PE/PP樹脂で成型されていますので、耐衝撃性に優れています。

SPパイル 構造

しかし、パイルの頭部を直接掛矢などで叩くとキャップの変形や、標示プレートが衝撃で外れる可能性があります。打ち込み可能な場所へ打ち込む際は当て板をして頂き、打設してください。

SPパイル 打設

靭性に優れ衝撃に強いタイプのプラスチックは、割れやすいプラスチックよりも柔らかい(ネバリを持つ)特徴があります。固い場所へ設置する場合は、必ず下穴をあけてからの施工を推奨いたします。

SPパイル 耐候性について

SPパイルの劣化ですが、地中部はほぼ永続的で地上部はある程度劣化が想定されます。環境条件による変動もあると思われますが販売開始以降、経年劣化による問題事例は発生しておりません。ABS樹脂の標示プレートは経年により成型色が徐々に褪色する傾向がみられ、最終的には元の色と異なる(薄くなる・変色する)ことがあります。しかし、プレートは2色の樹脂層への彫刻によって表記されていますので、色が変化しても文字が消えることはありません。 プラスチック製品の耐候性は紫外線による脆化現象が最も大きく影響し、腐食や大気成分など複合的な要素も影響します。経年劣化の目立った実例やクレームは発生しておりませんが、先端キャップ部分のPE樹脂は理論上、経年ごとに日光の影響により強度が低下していく事が考えられます。このような状態で強い衝撃を与えたり、踏みつけなどがあれば破損する可能性があります。

SPパイル 施工・使用時の注意点

製品自体はPE/PPのプラスチック製品で、内部までプラスチックで成型されております。金属部品なども含んでいませんので埋め込み深さがとれない場合には、多少切り詰めることも可能です。施工基準上、問題がないということでしたら現場でカットしてお使いください。カットの際、中空構造ではないので割れる事はありません。しかし、電動工具でカットする場合は摩擦熱により樹脂がガム化現象を起こすことがありますので、回転速度にはご注意してください。

SPパイルには抜け止めの返し部分が付いていますが、施工場所が柔らかい土壌の場合は根巻きコンクリートの方が安定性は勝ります。特に安定性を高める必要がある場合は、施工場所に下穴をあけ、埋め込んだ上で根巻き施工をするという方法もあります。

標示プレートはSPパイル用ですので、路面貼付や別の用途で使用することへのご提供はしておりません。プレートのサイズ・厚み・取り付けなどの仕様はSPパイルのくぼみ部への装着を想定したものになります。そのため、路面などに直接取り付ける目的のほか部品単体での販売はしておりません。
弊社では他にも様々な標示プレートの製作を行っていますので、必要サイズや材質、取り付け穴などにより、ご希望の表示物を製作する事が可能です。また、杭を埋め込むことが不可能な路面であれば、キャッツアイやコンクリート杭の上部アルミ彫刻プレートなどご相談下さい。

境界杭としては材質的に同様なものですが、境界杭として使用する場合は、市販品を使用することをお勧めします。基準位置の十字を示すことだけが目的なのであれば、一般的に量産されている境界杭の方がサイズなども豊富です。境界杭に関しては関連JIS規格や永久標識として使用できる条件(コンクリート・石)に色々な取り決めがあります。そのため埋設物の標示に特化したSPパイルを境界杭として置き換えて捉えない方がリスクを減らせます。

SPパイル 樹脂製埋設標示杭