自動ドア表示ステッカー・自動ドア警告ラベル
自動ドア利用者のはさまれ・衝突事故を未然に防ぐための安全表示
自動ドア特有の事故やケガ 自動ドアステッカー・ラベル等での警告や注意喚起の必要性
通行人を感知して開閉する自動ドアは非常に利便性が高く、両手が荷物で塞がった状態でも開閉の煩わしさがありません。商店やコンビニエンスストア、各種ビルやテナント、銀行、病院のほか公共施設など様々な場所で浸透しています。 しかし、手動扉にも言えることですが重量がある扉を開閉させる時には、いくらかの危険を含んでおります。ドアセンサーによって自動的に開閉される自動ドアについては、「ドアが勝手に開き、通り抜けられるもの」というイメージが、自動ドア特有の危険や事故を引き起こす場合があります。
自動ドアにおける事故の発生例
ドアにはさまれる
・閉じかけたドアを無理やり通り抜けようとし、通行中にドアが閉まった
・ドアの間に立ち止まっている状態で、自動的にドアが閉まってはさまれた
・利用者の通行によりドアが開き、自動ドア付近で遊んでいた子どもが戸袋に手を引き込まれた
ドアに衝突する
・閉じかけたドアを無理に通り抜けようとし、閉まったドアに衝突した
・スクリーンガラス製の扉に気づかず、そのまま開かなかったドアに衝突した
・ドアを斜めに通行しようとし、閉まりかけたドアが開かずに衝突した
転倒する
・段差や床面の溝に足を取られる
・手足のはさまれや、衝突事故が原因で転倒した
自動ドア事故によるケガの内容
・ドアにはさまれ、打撲を負った
・ドアに足をはさまれ、転倒し骨折した
・戸袋に手をはさまれ、擦り傷を負った
・衝突によりガラス製ドアが割れ、手足や動脈・神経を切断した
小さなお子様から高齢者、身体に障がいのある方など、不特定多数の人々が利用する施設では、事故原因の一部分を一通り想定しておくことが必要です。 また、成人・若年層に多くみられますが、「ドアへ駆け込む事によって、閉じたドアへぶつかる」という重傷事故の発生例もあります。 自動ドアのメンテナンスは勿論のこと、建物・店舗の管理においては、自動ドアで常日頃から起こる危険をイメージしたうえで、利用者に適切な周知・警告などの注意喚起を表示することが必要です。
自動ドア表示ステッカー・自動ドア警告ラベル 製品特徴
自動ドア警告ラベルは、透明なガラス扉への衝突・はさまれを防止するための注意を促します。自動ドア表示ステッカーは、矢印の方向に開く自動ドアである事を明示します。手で誤って押し開けることや、扉にもたれかかる事を防止するためにもドア表示は重要になります。表示すべき内容につきましては、主に以下のものとなります。
『警告ラベル』…衝突・はさまれを防止するための「注意」・かけ込みや戸口に立ち止まる事を禁止する旨の明示。
『自動ドア表示ステッカー』…「自動ドア」である事・扉の開く方向などの明示。
『その他の掲示物』…※例:ドアの周囲で子どもが遊ぶことを禁止・他の通行人の妨げとならない(立ち塞がらない)、扉に手を付かない・もたれかからない、斜めに通行しない・足もとの注意・持込禁止事項・禁煙・ベビーカーやペット等の扱い、その他状況に合わせた各種の注意・禁止事項などの明示。
※補足事項の表示について
警告ラベル上での注意メッセージは、前提に「読める必要」があるため簡潔に記されることになります。しかし、そうした言葉は特定の状況において必ずしも当てはまらない、または誤解を招くといった可能性も予測されます。「立ち止まらない」という点においても、正確には「開いた扉の間に立ちとどまらない」事ですが、対向する利用者や扉の開閉状態によっては、「衝突しないために、ドアの手前で立ち止まる」場合もありえます。これが出入一方通行の扉であれば扉の反対側では、「ドアの前に立つ」ことも禁止する必要が出てきます。
読みやすく省略された警告メッセージには、実際にはそこに記されていない「約束事」も含んでいる事が多くあります。利用者層の広さや利用状況に照らし合わせれば安全指示をより的確なものとするため、様々な表示を補足する事も必要になります。
多国籍に向けた表現
自動ドアの特性上『公共性の高い箇所に設けられる』ことが多く、施設によっては多くの外国人が利用されることも想定されます。「安全を受け持つ警告表示」が理解されないという状況では、観光・商業施設において設備上で危険な問題を含んでしまいます。国際化社会に向け諸外国からのビジターに対し安全を提供する点について、「国籍を問わない分かりやすい表示」は今後必要となります。
日・英・中・韓・葡・仏そのほか主要なすべての言語で表示する事は、文字サイズの面からも簡単な事ではなく、最低限の英文で併記を設けておく事が現実的と思われます。当社では英文を盛り込んだ形でのデザインフォーマットを多く取り揃えております。地域や利用者層などの状況に応じて、中国語・韓国語などの表記も承りますのでお気軽にご相談下さい。
また、欧米で一般的な自動ドア注意マークに和英表記を入れてアレンジしたタイプや、判りやすいピクト(絵文字)を活用した「補足表示用禁止ステッカー」もございます。
黄色の円形に黒帯を組み合わせた欧米仕様のマークデザイン
ピクトによる即時判読性に優れた和英表示です。
警告ラベルや自動ドアステッカーとセットでドアに併記でき、安全性の向上を図ります。
自動ドア表示ステッカー・自動ドア警告ラベル 材質・サイズ・表記の種類など
材質:軟質塩化ビニール(V)Vタイプ=ビニール製カラータイプ
※PETフィルム(M)Mタイプ=メタリックシルバータイプ
※一部のラベル・ステッカー製品につきまして、取扱いないものがございます
自動ドア表示ステッカー・自動ドア警告ラベルの対応材質、表記内容、サイズについては下記のリンクでご確認下さい。
弊社見積依頼サイト
自動ドア表示ステッカー・自動ドア警告ラベル
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自動ドア表示ステッカー・自動ドア警告ラベル 使用目的・貼り付け・使い分けについて
どのような目的で何を表記するべきか
安全の為に守るべきポイントは多くあり、その全てを伝えられることがもちろん理想です。しかし、自動ドア表示の場合は「接近中の通行人」が「自動で開くドア」に対しての警告表示を認識できる時間はごく限られたものになります。そのため細かな警告表示をしても、ドアを通過する前にはできません。
自動ドアがある事に注意していただくため、ドア自体には「自動ドア表示ステッカー」と「警告ラベル」で手短に表記します。そのほかの細かな注意点は、サインスタンドやポスターラベル・表示板・張り紙などを設け掲示することが望ましく、その際は周囲のスペースを考慮することも必要になります。
ガラス内、外面のどちらから貼るか
ラベルの粘着面に表記がされている両面表示ステッカーの場合、1枚のステッカーで透明ガラスの内・外側どちらからも見えます。また片側の印刷面がガラス扉で保護されている形になるため、建物の内側から貼り付けることにより屋外環境からステッカーの劣化を防護するという目的もあります。
しかし、ガラスの内側から貼った場合、ガラス越しに見るものは暗く目立ちにくくなります。さらに周囲の映りこみ、反射によっても表示が見えづらくなります。
「ガラス越し」では目立ちにくい
移動中の通行者が直ちに判読できる必要があるという性質上、ステッカーを目立たせるためには、ドアの裏表の両側に片面タイプのステッカーを貼り付けることが効果的です。 当社で取扱のある製品は耐候性と耐退色性を備え、表面保護加工を施しております。屋外環境に長期間さらされる場所でも美しい状態を保ち続けるため、ガラスの両面に表側から貼り付けることに適しております。
ビニール製カラータイプとメタリックタイプの使い分けについて
金属調のメタリックステッカーは高級感があり、店舗や事務所のイメージを損なわず、なじみやすい事が利点となります。一方、「貼る標識」であるビニール製のカラータイプのステッカーは周囲の照明や映り込みに影響されにくいため、わかりやすい色で機能的に安全性の強い表示ができ、耐候性にも優れています。 ステッカーのカラーバリエーションについては既存パターンのほか、ご希望に応じたアレンジも承りますので、設置箇所に応じてご検討のうえご相談下さい。
メタリック素材での表示、ヘアライン加工のメタリックなどもご指定いただけます。